運命のタイミング

その土地の人に会いに行く。また各地の仲間が旅先で集う。ご縁っておもしろいですね。

その昔、友達とは

一挙手一投足に至るまで気が合って、趣味嗜好が同じで、思考も似ていて、ライフスタイルも似通っていないと仲良くするのは難しいと思っていたところがありました。

かなり排他的だと今なら思うけど、そうすることで自信のない自分を肯定していたのだろうと思います。

私も成長し、違いを楽しめるようになった今、出会った人たち。こんな自分でもさらけ出してもいいと思った場所で、ありのままの自分で出会った人たちと大人の青春、いいもんだ。大人になっても、親になって、いろいろ考えすぎてたのかな。いや、子どものころからいろいろ考えすぎてたので、無邪気に楽しいって結構難しい。だから、今が一番たのしいのかも。鎧を背負うにはもう筋力もないので、割とむき出しで。ノリや勢いでやってみたり、何も考えずに大声で笑ったり、語ってみたり。

ほんとに不安のない旅でした。もちろんそれは幹事さんのご準備、お気遣いによるものなのだけど、それを踏まえても、どうにもできないお天気とかタイミングなども含めてパーフェクト。

大宰府天満宮の参拝を終えて、境内の端から見渡した時に、「こんなに幸せでいいのかな～」と、ふと立ち止まる瞬間がありました。ちょっと怖いほどに。この後、すごく大きな落とし穴に落ちるんじゃないかという漠然とした不安。

心をかすめていったことを、なんとかして理由を見つけたい派。裏は取れなくても文字に起こして理屈を通し、第六感をあえてそれ以外の言葉を使って表現したい野暮な性格なのはご承知のことか。

今回、10名ほど集まりました。福岡人を除いて私が一番距離的に近かった。ただ仲間に会うというだけで、全国から福岡に来るってパワーがすごいよね。

これは、おもしろいに違いない！とセンサーが感知し、行動に移した人たち。全員種類の違うパワフルで陽気な人たちだったわ。笑いながらやってきて、ものすごいパワーを惜しみなく振りまいていました。

「行ったら楽しい」から、みんな福岡まで来ているのだけれど、「ここまで来ました。ぜひ私を楽しませてくださいよ。」というスタンスの人がいなくて、みんながみんな「v(￣Д￣)v ｲｴｲ　私は楽しむぜぃ」と、明るい空気を背負ってみんな集まってきていました。

パワースポットって作れるんだなぁと思う温かい空間に身を置けて、浄化されてパワーチャージできました。気の循環ってきっとあるのね。

きっと一人一人の人生に触れると、そこまで行動を起こすだけの背景があるのだと思う。みんなと、わざわざ話はしないけどね。

自分が病気になったから「いつか」と思っていたけれど「今やろう！」と思って行動しているのかもしれないし、

子どもに知らない世界を見せたい。見せなきゃ！という熱意かもしれないし、

自由時間を謳歌しないと、人生のバランスが保てない！かもしれないし、

ただただ理屈なしに、おもしろいことへの嗅覚がすごいのかもしれないけど。

いろんなことが、それぞれの人生にあって、その人となりを作り上げている。

その人のそれぞれを聞き出すほど、話上手でも聞き上手でもないので、想像でしかないけれど、みんなにドラマがあるんだろうなと思うと、なんか愛おしいよね。

違う場所で、違う出会い方をしていたら、友達にならなかったかもしれないな、と思う人たち。まずは出会えたことが奇跡の確率。その中でも、波長が合うというのはほんとにすごいご縁だなぁ。

完璧なタイミングで起こることを、 ディバイン・タイミング（神聖なタイミング）って言うんだって。（たまたま聞いた言葉。スピリチュアル界のヒーリングワードなのだとか。迂闊に使ってどこかからかお叱りをいただくのは嫌だから使っていいのかわからないけど）今回の旅と出会いは、ぴったりとピースがはまったジグソーパズルのような気持ちよさ。ここまで満喫できるって、日常の中でほんとにないことだなぁと味わいました。

なんやかんや、書いてみたけど

つまりは、ほんまに楽しかったぁ、おいしかったぁ、幸せだったぁ！が、いっぱい詰まった心が満たされる旅でした。ありがとう。