楽しまなくてはいけない病

年末に、家族でスキー旅行に行ってきました。また後ほど、旅の話も書くとして、今回大きな発見があったので、それをシェアします。シェアされたって意味わからんよ、という方が大半だとは思いますが、へぇそんなややこしいメンタルの人っているんだ・・・と、かわいそうな目で見てやってください。もし共感してしまったあなた、ややこしい人ですね。今回私が見つけた楽しむ方法を伝授しましょう!

実は私、すんごいめんどくさいやつなんです。旅行に行く前はいつも、楽しみより憂鬱が募るタイプ。前日の夜の荷物の準備をしているときが、いつも最悪で「あぁ、なんで旅行に行くことにしたんだろ。」「天変地異でも起こって、旅行がなくなればいいのに。」とかぐずぐず考えてしまいます。家を出る瞬間まで、行きたくない気持ちいっぱい。頼る相手のいない移動も苦手。間違えたらどうしようと不安がいっぱいで、現地に着くまでずっと落ち着かない。もう旅行を楽しむどころではないのです。

旅行前に憂鬱になる嫁に慣れっこのうちの夫は、「あなたは、行ったら楽しむのは知っているから」と、私の憂鬱を軽くあしらい、気にせず連れ出します。実際、その通りで行程が始まると楽しくなってくるので、いつも途中から、あぁ来てよかった!と思うのですが、とにかく出発前の憂鬱に翻弄されて、かなり行く前から疲れてしまうのですよね。

が、しかし!この年末の旅行は、それが2,3日前から消えた。

なぜだ?と、私自身も不思議に思い、考えてみました。たぶん、原因は暖冬で「雪がない」と聞いたから。

「スキー旅行だけれど、雪がない。楽しまなくていいんだ。頑張らなくていいんだ。楽しくなくなって、私のせいじゃないんだもん。よかった。」というメンタル。

えぇぇぇ、すんげーめんどくせーーー。私、大丈夫か???

決して旅行が嫌いなわけではない。できればたくさんの知らないところへ行きたい。行きたいところリストはあふれんばかり。でも、このめんどくさいメンタルに長らくやられて、思っている以上に行動につながっていません。最近でこそ、そんな自分の傾向に慣れてきて、家族旅行の計画や予約は、行き先を提案するだけの私。あとは完全に夫任せで、楽しい旅ができるようになってきました。

自分で計画すると、これだけの費用をかけて出かけるのだから、楽しくなくちゃいけない。私がホテルを決めたのだから、便利でなくちゃいけない。この地へ来たのだから、有名なあれを食べなきゃいけない。その中でも、おすすめのお店に行かなくちゃいけない。失敗してはならない。。。。

いやぁ、めんどくさいにもほどがあるでしょ。この年にしてやっと、自分を理解できました。

急遽予定が変わっても平気。臨機応変さには自信がある。アクシデントがあっても、回避できるであろう機転も利くはずだし、回避できなくても、それはそれで面白いと思える余裕もあると自負しているのに、どうして旅行前に憂鬱な気分になるのか、何に疲れてしまうのか、ずっと疑問でした。

納得!「楽しまなければいけない病」だったのか~。

もし私が選んだ宿のごはんがおいしくなかったり、何か不備があったとしたら「こんなところを予約してごめんなさい。リサーチ不足でした。」と思って引きずってしまう。一方、夫は「別に俺のせいじゃないし」と考えるまでもなく、全く気にしない。まったくもってその通りで、私も「あなたが選んだせいで」だなんて一切思わない。なのに、自分だったら、誰も責めていないのに、自分で自分を責めて、反省と後悔で打ちひしがれる。

もし私が「予約したホテル、ひどかったよね」と夫をなじったとしても、「ほんとだよ、あそこのホテル、だめだったよね~」と、1%も彼のミスではないと思っているので、私の嫌味は完全スルーされていく。受け止める人によっては、私のネガティブは伝染してしまうけれど、私の家族には伝わらないようで助かっている。

適材適所、大事だな。我が家の平和においては、私じゃなくて夫が計画するのがよさそうだ。同じ作業でも負荷が全然違うんだもの。私が担当していたら、考えすぎて何日もかかるのに、朝 彼が家を出る前に「旅行したい」と世間話程度に伝えておけば、午前中にはホテルを予約し、観光地を調べて、スケジュールを立てている。夫の行動力に、私は「パパすごいね~~~」と褒めたたえているけれど、たぶん、私がポンコツすぎるだけで、大半の人はできるのだろうな。

同じことが、可能か不可能かで言えば、私もきっとできるのだけど・・・みんなの10倍疲れるの。頑張ってやったとしても、えらく恩着せがましくなってしまうしね。

そりゃ、一人旅なんて向いてないはずだわ。旅の最中、ずっともう一人の自分に「楽しいですか?」とお伺いたてながら過ごすんだろうな。自分のことを、めんどくさいやつだと思っていたけど、これほどとは。

でも、ほんと、今回自分のことがわかって、すごくすっきりしたわ。私には旅行の準備が向いてないんだ!

でもね、もうこの年になると、そんな私を克服しよう、なんてことも思わないのよね。そっか、私できないんだ。じゃ、できる人にお願いしよ。って思うようになれたのよ。だって克服に人生を費やしているうちに終わっちゃいそうだもの。

たくさん旅はしたい。でも計画は苦手。たくさん周りの人を頼りにして、生きていこって思う出来事でした。

さて、写真は占いの本、ゲッターズ飯田の五星三心占いより。

何の職人?文章職人?ネガティブなのは、言わずと知れた自己肯定感の低さが売りの私だから(笑)少し前の私なら、プライド高めで「できない」なんて言えなかったけど。できないもんは、できない。みんな助けてね。

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6件のコメント

  1. ゲッターズさんのおかげで、
    ete さんの中身を垣間見た気がします。

    みんなそれぞれ
    得意不得意があって
    理解して補えあえばいいんだなって
    最近よく思います🥰
    オフ会お任せくださいませ❤️

    1. いろんなタイプがいる中で、真面目な完璧主義って、ガッチガチやん。全力疾走してそうな中学生に憧れる🤣
      もーこワールドのオフ会、楽しみだ❤️

  2. 行くなら楽しまなくちゃ病は分かるかも。
    私は子どもの体調不良とかで行けなくなったらどうしようと、直前まで不安でピリピリするタイプ。
    適材適所大事♡向いてないものは向いてないで私も良いと思う。着いてきて楽しんでくれるなら予定を組む側としてもありがたいです。ご主人の旅のセンスも素敵です♡

    1. なるようにしかならないのだけどねぇ。欲張りなのかしらねぇ。旅は終わってブログ書いてる時が一番楽しいかも。
      そんなビビリの私の旅のサポート、ありがとう。手厚くて涙出ちゃうわ〜

  3. ふふふ、たぶんeteさんにお願いされたら、みんな喜んで引き受けちゃいます。めんどくさいけど(笑)、しょうがないなぁと言わせる純粋なところとかわいさもある。(ご本人気づいてなさそうですけど)これって最強です!

    1. みんな「こいつ、しょーがねーなー」と面倒みてね。小心者はこんなものじゃなく、予約の電話も、店員さんにメニューの注文も嫌いなのよ。使えない笑
      いつも一緒に食べないかお友達や夫は、その辺りもやってくれて、本当感謝。当たり前に甘えてるから、ちゃんと「ありがとう」言わなきゃね〜

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