いい夫婦とは

先日は、いい夫婦の日でしたね。

いい夫婦の日は、My BirthDayなので、夫婦関係のことは思いつきもせず過ぎていゆきましたが、世の円満なご夫婦のお宅では、奥様が素敵な夕食を用意し、旦那様はお花を買って帰るとか、あるんでしょうか?

いい夫婦って何でしょうね。

うちの夫は、自分のしたいことに遠慮がなく、やりたいことだけやって楽しく生きている人です。夫を見かけるママ友は「優しそうでいいわね。」と言いますが、いい人パフォーマンスをしているだけですから。頑固で「やりたくない」とは口にせず、聞かなかったことにして罪悪感さえ一切なし。やりたくないことはぜーーーったいやりません。

男性は、言わなければわからない。言っても伝わらない。  

一方、女性は家族のためにと、頑張って、こんなに頑張っているのに!と騒ぎ立てる。

夫婦の永遠のテーマですね。

今でこそ、我が家も平和に夫婦をしていますが、それはそれは殺意の毎日を過ごしていたことがありました。

妊娠中は私が寝てばかりでつき合わせては悪いと思い、たくさんゴルフに行かせてあげましたねぇ。生まれてからもスキーに飲み会にと遊んでましたしね。1秒でも早く帰宅してほしいところ、ブラッシュアップのためにと英会話を習ってから帰ってきていましたねぇ。夫婦喧嘩が収まらない中、転職も決めてきてましたしね。挙句に「俺の自由時間はないのか」と暴言を吐いておられましたねぇ。

家族みんなが快適に過ごせるように、母は風邪なんか引きませんよ。家族の面倒を見なければいけませんからね。母の有給休暇はすべて子供の病気のためですよ。母の体調不良は見て見ぬふりですよ。インフルエンザになっとときも、実家に頼ってやっとのこと病院に行ってみたら時期遅すぎてタミフルもらえませんでしたしね。職場で集中して働けるっていいですよね。仕事もそこそこに切り上げて、同僚には遠慮しながら帰宅して、保育園まで走ってお迎え。秒単位で生きていましたけど、仕事が終われば後は家に帰るだけっていいっすね。

割があわないと思っても、子供の父親ですからね、大事にしてあげましたよ。

しまった、当時の毒があふれ出てきてしまった。世の夫さんは知りませんが、我が家特に産後は殺伐としておりました。

「なんで私ばかり」「このやろう!」「家政婦扱いするなら、金払え」

と、くすぶっていた時、結婚してからそれまでの家事を費用として算出してみました。

子どものいない生活の6年。子どもができてからの2年で、計算してみましょう。

1年間の家事代

  • 朝食、昼食        200円 X 200日 = 40000円
  • 夕食、片づけ        500円 X 300日 = 150000円
  • 在庫確認、買い出し(食材)5000円 X 12か月 = 60000円
  • 日々の掃除        100円 X 300日 = 30000円
  • 風呂掃除                50円 X 350日 = 17500円
  • 洗濯、干す、片付ける  300円 X 200日 = 60000円
  • 在庫確認、買い出し    5000円 X 12か月 = 60000円
  • 各種事務管理               5000円 X 12か月 = 60000円
  • 季節の準備                   5000円 X 4シーズン = 20000円

年間諸経費473,500円 X 8年 = 3,788,000円

子どもの生命維持(24時間緊急対応) 母親は泣く前の息を吸う音で、目を覚ますことができる。

10000円 X 365日 x 2年 = 7,300,000円

ゴミ出してはしてくれていましたね。こちらは相殺してあげましょう。

50円 x 100回 x 8年 = 40000円

(2分で終わるので、50円の値打ちもないっすけど)

8年間、妻の無償労働費用は、11,048,000円

という結果に。いかがですか?言いすぎですか?

ちなみにこちらの計算、家族割りを考慮して、儲けなしのリーズナブル価格です。妊娠、出産のしんどさや、その他諸々女性の不便さは考慮しておりません。リアル家政婦さんなら、ここに会社維持費、利益が必要ですからね。ずいぶんとお安く計算したつもりです。

これらを支払えば、夫は家事育児できたのだろうか?あるいは、支払ってくれれば妻の気は晴れるのだろうか?

妻の気はいくらか鎮まるかもしれませんね。それほどの労働だと認めたってことですもんね。

すべては、愛があるから無償で提供してきたもの。恋愛はなくとも家族愛があるから。大黒柱だから立ててあげよう。毎日働いて疲れているから、できることをしてあげよう。

子供が寝て一人の時間、家事代を計算したりするわけです。でも知ってます。慰謝料を請求したところで家事労働費用はもらえるわけでなし、過去に良かれと思ってやってしまったのは私。過ぎた時間を悔いても戻ってこない。私があほだったのだなと諦めるしかない。現実的でない計算をしてイライラするよりもっとリアルに、夫婦であることのメリットデメリットを考える。メリットは子供の父親という役職があるということくらい。それ以外に体裁以外に思いつかないぞ。財産分与を計算し、自分の収入で子供と2人で暮らしていけるかを計算する。贅沢をしなければ可能だという結論に。

もう我慢するのはやめよう。文句を言うのさえ、私の人生にもったいない時間だわ。っと腹を括る。

離婚するかしないか、考えてもうまくいかないものですが、自分の中で条件を明確にしておくと必要以上に心を疲弊させなくて良いですね。そこまで考えていた私ですが、うちの夫は一度メンタルやられて死にかけて、だいぶ更生したので事なきを得ました。でも、あれがなければ刺しちゃってましたね。刺さずともきっと味噌汁になんか入れてました。

いい夫婦とは?

働く主婦も、専業主婦も、ぜひ家事代を計算してみてください。夫のお小遣いでは絶対支払えない労働をしています。男性陣の言い分もあるでしょうが、「じゃ、代わる?」と聞けば、絶対YESとは言えないのでは?

男性の理解を得るには、まだ時間がかかりそうな話だとは思いますが、少なくとも家事を担っている主婦ご本人が、自分の仕事を安く見積もり必要はありません。遠慮する必要はありません。素晴らしいマルチタスクを遂行中です。

母が笑顔でいること。これが家族の健康を守ることにつながります。

妻が笑っていること。これが一番いい夫婦なのでは?と思っています。

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4件のコメント

  1. もう首がうなずき過ぎて痛くなるくらい共感です。私も過去にこれまでの家事育児代金等を計算したことがあります。もちろん家族割引で🤣

    でも、してほしいのは労いや感謝の言葉と、それを行動で示すことなんですよね。父親が戦前生まれの昭和男子にはハードルが高かったのか、彼の性格なのかは不明ですが、なかったですね。

    離婚後の生活設計をしてみて、なんとかなるかも、と判明したら、どっちに転んでも受け入れる覚悟ができたら強く出れました。母として、妻として笑顔でいれるよう、意識はしてくれてはいるようです。と言ってもまだ5日目くらいですが、3ヶ月位続いたら習慣化されるかな、と期待しています🤣

    1. 夫側はちょっとのことで、かなり割り良く夫婦生活送れると思うんですけどね。妻に意識を向けて「ありがとう」「おつかれさま」はかなりお安いかと。
      昭和の母に育てられているこの年の母親も、これまた頑張り過ぎちゃって夫の昭和化を助長しちゃうんだけどね。これからの時代は、変わっていくと信じたい。
      すぐ楽な方に流れちゃうから、何度か繰り返す必要があるかもだけど、なんでも習慣!慣れるまでは、意識して円満夫婦ごっこしなきゃね〜

  2. 夫婦円満が一番だと思うけれど、子どもが居ても居なくても、他人との生活だから波風は立つ物よね。

    本当に全てを許せる様な懐の深い方も居るかもしれないけど、腹の中は煮え繰り返り、いつか味噌汁に何か入れてやる!って思う世の女性は、多いのではなかろうか。

    特に産前産後の恨みって、一生物だよね。

    根に持って、子どもが大きくなっても引きずる物よね。

    男性が積極的に育児に参加する世界はいつ訪れるのかな。

    女性と同じバランスで子供と向き合ってるお父さんってあまり見ないもんね。

    1. 他人との生活。なかなか難しい。親子でさえね。
      気づいて気を付けていけばいくらか平和に過ごせるから、最初の小さな溝を放置しないでいましょうね。と、お伝えしたいのだけれどね。なかなか男性にお伝えする機会はないのよね。せめて女性が無理しすぎず平和に日々を暮らせることを願って。

      一度も旦那さんの悪口を聞いたことのない友達。謙虚よ~笑。私できないからやってもらってる。すごく助かる。ってね。
      優秀な女性が多いからやりすぎちゃうのね、きっと。

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